お葬式の基礎知識 BASIC KNOWLEDGE

葬儀のマナーについて

宗教者へのお礼

葬儀を勤める宗教者への御礼について注意する点は大きく分けて、渡し方、タイミング・渡す物(封筒や表書き)・金額などがあります。仏教であれば通常は臨終勤行・通夜経・葬儀と三回お勤めをいただくことになりますが、その都度渡す必要はなく、まとめて一回でかまいません。

また、昨今は初七日を繰り上げて行う方が増えてきていますが、こちらのお包みは一緒にすることは出来ません。(同時に渡す場合でも包みを分けるべきです)いつ渡すかということについては、葬儀後や初七日後などでもよいのですが、時間が許すのであれば後日(近日中)寺院へ直接赴き、渡すという方法もあります。

また、お礼を入れる封筒は一般的には水引のない白封筒を使い、表書きには『御布施』または『御礼』と書き名前を下にいれます。他の宗旨(神道・キリスト教など)も概要は変わりませんが、神道であれば、表書きは『御礼』『御祭祀料』、キリスト教では『御礼』『献金』などと書きます。金額については、地域や宗派により異なりますので、同じ宗派の親族に尋ねたり、直接宗教者へ聞くのもひとつの方法です。